[Exhibition]ハヤシヤスヒコ 型・複製・連続
11月18日より、rin art associationではハヤシヤスヒコ「型・複製・連続」を開催いたします。
ハヤシヤスヒコは1996年より反重力ジョニーのメンバーとして、また2001年より現在までパラモデルのメンバーとして活動してきました。
2016年5月には京都市東山区にアーティストランスペースである、宿泊施設兼美術画廊「青春画廊」経営開始し、2017年6月には東京の駒込倉庫で生まれて初めての個展を開催しました。
ハヤシは、大阪と奈良の県境生駒山の麓にある、町工場が数多くある「東大阪」の町工場で生まれ育ち、子供時代の多くの時間を工場内で過ごしてそこにある素材の断片とおもちゃを組み合わせて遊んでいました。
日本の高度経済成長期を支えてきた、町工場には、大量生産された規制の部品が大量に持ち込まれ、それは色々な製品に加工されて製品となりどこかに運び出されていきます。また、ハヤシが育った町工場では金型を生産しており、金型は既成の製品を大量に生産するために作られる雛形です。それらにはパイプラインが装着され、素材を流し込み製品を大量生産します。
子供の頃からそのような光景を見て育ったハヤシは、超生産性と拡張性を特徴とし、ユニット性のある既製の玩具やプロダクト製品、建築資材などを用いて作品を制作するようになります。
ハヤシはこれまで、インスタレーション作品を主に制作してきましたが、今回の個展では、彫刻作品をメインに発表いたします。ユニット性のある銅管の継ぎ手をあるルールにそって、繋ぎ、複製し、連続させながら空間にドローイングを描きます。
これまでの「パラモデル」でのインスタレーション作品とはまた違った彫刻作品を是非ご高覧ください。
2017.10.18(wed)-2018.1.14(sun)
Open 11:00-19:00 Closed on Monday and Tuseday
Winter holiday 12.25-1.5
rin art association 2F
ハヤシヤスヒコ
1971年生まれ。京都在住 / 東大阪出身。
デザイナーを経て、2001年京都市立芸術大学美術学部構想設計専攻卒業。
同年より中野祐介と作品制作発表を開始し2003年よりパラモデルと名乗る。
2017年よりソロ活動開始。東大阪の町工場で生まれ育ったという背景をもち、大量生産された工業製品の特にユニット性のあるパーツを用いて、1人又は不特定多数の人々と遊ぶことによって、サイトスペシフィックな拡張性のあるインスタレーションから絵画、彫刻、写真など様々な方法で作品を制作する。主な展示に、2017年 ART VACANCIES 2017( ギャラリーヒラミネ / 鹿児島 )、the play ( 駒込倉庫 / 東京 )、echo of the echo( 渋谷西武B館8階美術画廊 / 東京 )、2014年 温泉プロジェクト:噴水( Esplanade / riga )がある。