この度rin art association では白川昌生「エネアデスのほうへ」を開催いたします。
白川は1970年代にフランスおよびドイツで哲学と美術を学び、1983年に帰国。以来、群馬を拠点に、地方性、周縁性、マイナー性をあえて徹底的に引き受けながら、地域の歴史・文化・経済と直結する活動を続けています。また現代美術史に関する研究・著作も多く、優勢な歴史観や規範に対する批判・再検討を絶えず展開しています。今展では日常的な素材を多く用いつつも、かたちと色の構成配置において軽やかかつ精確であり、彫刻の魅力や可能性を開き、問い続ける新作の作品群を発表いたします。