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2023.07.22

exhibition

ガトーフェスタハラダ本社ギャラリーでは宇佐美圭司の個展「大洪水」を開催いたします。

宇佐美圭司は大阪府吹田市に生まれ、父の転勤により幼少期を和歌山県で過ごし、1953年に再び大阪に転居し、高校を卒業と同時に上京、目黒区にアトリエを構える。1960年に国立市にアトリエを移し、1963年、南画廊で初個展。1965年、「新しい日本の絵画と彫刻」(MoMA、NY)に出品、この年に『ライフ』誌上のワッツの暴動の写真から抜き出した4人の人型を翌年自作に用いて以来、たじろぐ人、かがみこむ人、走りくる人、投石をする人をモチーフにした絵画を生涯展開させてゆきます。

1967年、第5回パリ青年ビエンナーレ(パリ市立近代美術館)、1972年、第36回ベネチアビエンナーレ参加、他多数。1990年には福井県の越前海岸にアトリエを創り、2012年に亡くなるまで制作活動を行いました。

今展では宇佐美の最晩年の作品にフォーカスし、生前最後の個展となった2012年大岡信ことば館で行われた個展「制動・大洪水」のテーマをもとに、大作《制動・大洪水》2011-2012を中心に宇佐美の生涯を貫いた表現活動の主題であった制動(ブレーキ)を加えるという事と、その連続性から生まれた大洪水に至るまでの経緯を改めて総括できる機会を作ります。

会期:2022.7.15(土)-8.6(日)

時間:10:00-18:00(会期中無休)

会場:ガトーフェスタハラダ本社ギャラリー  群馬県高崎市新町1207

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