rin art association

News

2024.05.15

exhibition

5月18日(土)から6月16日(日)まで、アニエスベー ギャラリー ブティックで、美術家・やんツーの個展『Unknown Technics』を開催します。

 

やんツーはこれまで、(ポスト)資本主義、エネルギー問題、脱成長、先端技術の政治的・社会的影響などに焦点を当ててきました。その作品は、進歩主義的な視点で考えられがちな未来を、より広い視野で多様に考察する新しいアプローチを提示してきました。

 

本展は、渡米する前の国内での最後の展示となり、コロナ禍以降に発表された作品群をアップデートし、一つのテーマに集約して展開します。2018年に発表した作品《現代の鑑賞者》で、鑑賞者のように振る舞っていた自走型セグウェイが、今回は電動車椅子に置き換えられ、バリアフリーでない空間をツアーガイドします。また、グラフィティに傾倒していたというやんツーのバックグラウンドが色濃く反映された作品《「落書き」のための装置》は、アニエスベーが発信した「I HATE FAST FASHION」という言葉をタイトルに採用し、廃品の服を支持体に使用して描かれるなど、6つの作品群で会場が構成されます。この展示でやんツーは、テクノロジーに対する新たな理解を模索し、日常から見落とされがちなオルタナティブな価値や可能性にユーモアを交えて光を当てます。

 

会場:アニエスベー ギャラリー ブティック
東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F

会期:2024年5月18日(土)−6月16日(日)月曜休廊
時間:12:00 – 19:00

 

やんツー『Unknown Technics』展