profile
1960年佐賀県武雄市生まれ。岡山市在住。
東島作品の特徴は、観者を包み込むような大画面、濃紺や銀色基調とした重層的で深淵な色彩、また落書きような言葉や記号などに見られる身体性にあります。作家の身ぶりから生まれ、形象となって立ち現れるイメージは書を想起させ、自らがアクチュアルに感じとった光や空気のゆらめき、地を這う水、空と地表など、作家の思考を経たリアリティとして存在します。同時に、絵画、場所、観者との関係性も提示しています。
30年来のテーマである「曖昧な美徳」は、姿形の定まらない無常の一瞬の現れを、絵画として定着することに恩寵がある、と考える作家の思惟を表す言葉です。近年では、不確実な生の様相など東洋的な風土や感性をマテリアルの肌理や細部に潜在させ、その現象をありのままに受け入れる絵画を構築しています。
Education
- 1983
- 佐賀大学教育学部卒業
- 1986
- 筑波大学大学院修士課程芸術研究科美術(絵画)専攻修了
- 1988-90
- 英国王立美術大学院大学美術学部絵画専攻修士課程在籍
Solo Exhibitions
- 2023
- 「I'm back again, Blue Stouchi」Agedor(岡山)
- 2022
- 「I'm back again」rin art association(群馬)
- 2022
- 「Me 3.0」日本橋髙島屋S.C 本館6階 美術画廊X(東京)
- 2020
- 「Maybe it's all right」ガトーフェスタ本社ギャラリー(高崎)
- 2018
- 「guest room 003 東島毅ーDual」北九州市立美術館本館(福岡)
「Tsuyoshi Higashijima 東島毅」rin art association(高崎) - 2016
- 「關渡美術館 駐館創作 東島毅」關渡美術館(台湾)
- 2015
- 「東島毅ーキズと光」大原美術館有隣荘(岡山)
- 2014
- 「東島毅ーみずの自画像」アートコートギャラリー(大阪)
- 2012
- 「東島毅ーそらのみず」奈義町現代美術館ギャラリー(岡山)
「東島毅ー遮るものもないことについてーanother」上野の森美術館ギャラリー(東京) - 2011
- 「企画:袴田京太郎 世界と孤独」Vol.1 東島毅展 東京日本橋髙島屋6階美術画廊X(東京)
「東島毅ー遮るものもないことについて」海岸通ギャラリーCASO(大阪) - 2010
- 「東島毅ーそれぞれの方位の10人のために」海岸通ギャラリーCASO(大阪)
- 2009
- 「東島毅展ー絵画 光を曲げる」INAXギャラリー2(東京)
- 2008
- 「東島毅展」第一生命南ギャラリー(東京)
「東島毅展 絵ーPICTURE」国際芸術センター青森(青森) - 2007
- 「東島毅展 Selected Works 1988-2006」岡山県立美術館(岡山)
「東島毅新作展」アキライケダギャラリー田浦(神奈川) - 2005
- 「東島毅 ときどき きき目を 変えてみる」海岸通ギャラリーCASO(大阪)
「東島毅 Painting作品展 ときどき きき目を 変えてみる」アートガーデン(岡山) - 2003
- 「東島毅旧作・近作展」アキライケダギャラリー田浦(神奈川)
- 2000
- 「近代展25 東島毅」国立国際美術館(大阪)
「アート・ビジョン vol.5 東島毅展」成羽町美術館(岡山)
「東島毅新作展」アキライケダギャラリー田浦(神奈川)
「東島毅展」ギャラリー白(大阪) - 1999
- 「東島毅展」ギャラリーαM(東京)
「東島毅展」第一生命南ギャラリー(東京) - 1997
- 「東島毅展」第一生命南ギャラリー(東京)
- 1995
- 「東島毅新作展」アキライケダギャラリー(東京)
Group Exhibitions
- 2021
- 「TOKYO⭐︎VOCA II」第一生命ロビー(東京)
- 2020
- 「平面と立体 −共鳴するノスタルジア−」髙島屋(東京・京都・大阪・名古屋)
- 2016
- 「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」国立新美術館(東京)
- 2014
- 「オオハラ・コンテンポラリー・アット・ムサビ」武蔵野美術大学美術館(東京)
- 2013
- 「東島毅+本田健展 冬のみず、山あるき」岩手県立美術館(岩手)
「オオハラコンテンポラリー」大原美術館(岡山) - 2012
- 「ドローイングレッスンズ」ギャルリ・オーブ(京都)
今村源・袴田京太郎・東島毅「Melting Zone」アートコートギャラリー(大阪) - 2010
- 「プライマリーフィールドⅡ:絵画の現在ー七つの<場>との対話」神奈川県立金田美術館葉山(神奈川)
「野村和弘/東島毅 みることをかんがえる」いわき市立美術館(福島) - 2007
- 「DOMANI・明日展2007」損保ジャパン東郷青児美術館(東京)
- 2006
- 「アート in 福寿会館」福山市福寿会館(広島)
「VOCAに映し出された現在 いまいるところ/いまいるわたし」宇都宮美術館(栃木)
「ながめのある部屋」Galerie Aube(京都) - 2002
- 「Takahide Koike, Tsuyoshi Higashijima」アキライケダギャラリー・ベルリン(ドイツ)
- 2001
- 「先立未来」ルイジペッチ現代美術館(イタリア)
- 2000
- 「印象派と光の表現ーモネ、ルノワールから現代へ」ふくやま美術館(広島)
- 1996
- 「現代美術の展望VOCA展'96ー新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)
- 1995
- 「視ることのアレゴリー1995 絵画・彫刻の現在 第一期表層:矛盾の包摂」セゾン美術館U(東京)
「水戸マニュアル'95 絵画考ー器と物差し」水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城)
Awards
- 1988-1989
- ロータリー財団奨学生
- 1996
- VOCA'96 VOCA賞
- 1996-1997
- 五島記念文化賞美術部門新人賞受賞による海外研修として、ニューヨークに滞在
- 2002-2003
- 文化庁芸術家在外研修員としてベルリン滞在
- 2008
- アーティスト・イン・レジデンス2008 / 秋、国際芸術センター青森、青森
- 2014
- 平成25年度岡山県文化奨励賞
- 2020
- 第78回山陽新聞賞文化功労賞
Selected Collection
- いわき市立美術館(福島)
- 公益財団法人大原美術館(岡山)
- 岡山県立美術館(岡山)
- 神奈川県立近代美術館(神奈川)
- 国立国際美術館(大阪)
- 京都造形芸術大学(京都)
- 關渡美術館(台湾)
- ガトーフェスタハラダ(高崎)