profile
1948年福岡県生まれ
群馬県拠点
1970年代にフランスおよびドイツで哲学と美術を学び、1983年に帰国。以来、群馬を拠点に、地方性、周縁性、マイナー性をあえて徹底的に引き受けながら、支配的な現代美術の動向や言説、中央の論理とは別の、地域の歴史・文化・経済と直結する活動、例えば「場所・群馬」を実践。今日の多文化主義的な、社会的参与を重視する芸術動向を先取する。また現代美術史に関する研究・著作も多く、優勢な歴史観や規範に対する批判・再検討を絶えず展開している。一方、個別の作品は、日常的な素材を多く用いつつも、かたちと色の構成配置において軽やかかつ精確。彫刻の魅力や可能性を開き、問い続ける優れた実作者である。
Education
- 1948
- 福岡県北九州市戸畑生まれ
- 1981
- デュッセルドルフ国立美術大学卒業 修士号
- 1993
- 地域とアートをつなぐ美術活動団体「場所・群馬」創設
Solo Exhibitions
- 2023
- 「アートのための場所づくり 1970年代から90年代の群馬におけるアートスペース」群馬県立近代美術館(群馬)
- 2022
- 「佐賀でダダダダか」kenakian(佐賀)
「エネアデスのほうへ」rin art association(群馬) - 2019
- 「夏の光」Maki Fine Arts(東京)
- 2018
- 「消された記憶〜鳥取〜」Ais Gallery(群馬)
「消された記憶〜長崎/群馬〜」CONCEPT SPACE(群馬) - 2017
- 「Coyote」Maki Fine Arts(東京)
- 2016
- 「資本空間—スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」gallery αM(東京)
「新作彫刻展−Dark Light」ガトーフェスタ ハラダ(高崎・群馬) - 2014
- 「白川昌生ダダ、ダダ、ダ地域に生きる想像」アーツ前橋(群馬)
- 2012
- 「白川昌生展 Step out」ノイエス朝日(群馬)
- 2011
- 「白川昌生展 駅家の木馬」ノイエス朝日(群馬)
- 2010
- 「白川昌生展 まえばし妄想2010年」ノイエス朝日(群馬)
「エチカ」Yaman’s(群馬)
- 2009
- 「白川昌生展—25点のドローイングと敗北の記念碑—」
「どこまでも道草、どうしても道草 白川昌生 61年の道草アート」遊戯室(中崎透+遠藤水城)(茨城)
「白川昌生新作展—どこにもないGUNMAから」ヤマネアートラボヴューイングルーム(福岡) - 2008
- 「白川昌生展 1974→ストラスブルクからパリへ」ノイエス朝日(群馬)
「ローズプリンセス」Yaman’s(群馬) - 2007
- 「白川昌生と『フィールド・キャラバン計画』」群馬県庁昭和庁舎(群馬)
「ニンフの通路」渋川AIS(群馬)
「3×3×3×3」ギャラリー現(東京) - 2005
- 「白川昌生展−渋川ぷらっとフォーム計画」渋川市美術館・桑原巨守彫刻美術館(群馬)
「17747」スペースLIVE(東京)
- 2004
- 「想起の形」ギャラリー現(東京)
- 2003
- 「サチ子の夢」ノイエス朝日(群馬)
「いただきます/ごちそうさま」モリス・ギャラリー(東京)
- 2002
- 「白川昌生展」ギャラリースペース・パウゼ(東京)
「交換、循環、スナップボタン」モリス・ギャラリー(東京)
「サチ子の夢」現代美術センター〈フォ・ムーヴマン〉(フランス)
- 2001
- 「美術,地域通貨」モリス・ギャラリー(東京)
「サイクル」スペースLIVE(東京)
- 1999
- 「北澤憲昭連続企画VOL.2『工芸的なるもの』をめぐって」ギャラリー・マキ(東京)
「仮想,再現」モリス・ギャラリー(東京)、Keyギャラリー(東京)
「オープンサークル・プロジェクト」モリス・ギャラリー
「見ることから」ギャラリー現(東京)
- 1997
- 「日本人ですか4」北関東造形美術館(前橋)
「さまざまな眼87白川昌生展共同の内へ外へ」かわさきIBM市民ギャラリー(川崎)
「絵画論へ−高橋由一を讃えて」モリス・ギャラリー(東京)
「形,場所」モントリオール国際現代アートセンター(カナダ)
- 1996
- 「日本人ですか3」モリス・ギャラリー(東京)、ギャラリー現(東京)
- 1995
- 「勝景」アート・フロント・ギャラリー、ヒルサイド・ギャラリー(東京)
- 1994
- 「SHIRAKAWA’94(日本美術試作−日本人ですか1)佐賀町エキジット・スペース(東京)
「日本人ですか2」北関東造形美術館(前橋)
- 1993
- 「共振体」モリス・ギャラリー(東京)
- 1992
- 「円環−世界」佐賀町エキシビット・スペース(東京)
「円環−世界」株式会社ライカ本社OXYギャラリー(大阪)
- 1991
- 「私−特異点−日本」ギャラリー現(東京)
「万物は円環する」ヒルサイド・ギャラリー(東京)
- 1990
- 「海景」イハラ・ルーデンス・ギャラリー(ニューヨーク)
「Standard-Japan」モリス・ギャラリー(東京)
- 1989
- 「海景」煥乎堂ギャラリー(前橋)
「海景」ギャラリー現(東京)
- 1988
- 「海景」モリス・ギャラリー(東京)
「インスタレーション」(イエロースペース)ギャラリーK(東京)
「海景」コンセプトスペース(渋川)
「海景」ギャラリー・シマダ(山口)
- 1987
- 「赤−彫刻」曾根画廊(東京)
「赤−彫刻」モリス・ギャラリー(東京) - 1985
- 「赤−彫刻」アンデパンダン・ギャラリー(東京)
「赤−彫刻」ギャラリー・シマダ(山口)
- 1984
- 「赤−彫刻」日仏学院ギャラリー(東京)
- 1983
- 「赤−彫刻」アンデパンダン・ギャラリー(東京)
- 1982
- 「赤−彫刻」ギャラリー・マヤー・ハーン(デュッセルドルフ)
- 1981
- ハンブルグ国立美術大学(ドイツ、ハンブルグ)
ポーランド巡回展:マヤ・ギャラリー(ワルシャワ)、ポツナム国立大学文学部(ポツナム)、アート・フィルム・ギャラリー、ウッジ国立映画大学
アンデパンダン・ギャラリー(東京)
ゲンゼンキルヘン・クンストフェライン(ドイツ、ゲンゼンキルヘン)
ギャラリー・マラベル(ニース)
- 1980
- ギャラリー・マラベル(フランス、ニース)
- 1979
- ボーフム・クンストフェライン(ドイツ、ボーフム)
- 1978
- ギャラリーギャラリー・メールド(東京)
ギャラリー・マヤー・ハーン(デュッセルドルフ)
- 1977
- ギャラリー・アート・イン・プログレス(ドイツ、デュッセルドルフ)
ギャラリー・オウラ(ドイツ、ヴッポタール)
Group Exhibitions
- 2022
- 「オルタナティブ!小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動」アーツ千代田3331(東京)
- 2021-2022
- 「生の軌跡」アーツ前橋(群馬)
- 2019
- 「駅屋の木馬祭」前橋中心商店街(群馬)
「表現の生態系」アーツ前橋(群馬)
「小田原ビエンナーレ2019ー思考と表現ー」(神奈川)
「百年の編み手たち」東京都現代美術館(東京)
「3331 ART FAIR」3331 Art Chiyoda(東京)
「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」兵庫県立美術館(兵庫) - 2018
- 「メルド彫刻の先の先」Maki Fine Arts(東京)
- 2017
- 「Gallery Collection」rin art asociation(高崎)
「コレクション+アートの秘密 私と出会う5つのアプローチ」アーツ前橋(前橋)
「群馬の美術」群馬県近代美術館(群馬)
「ミュージアムとの創造的対話01ー誰が記憶を所有するのかー」鳥取県立美術館(鳥取)
大木裕之キュレーション展「ファミリー/コンセプチャル」アートセンター・オンゴーイング(東京) - 2016
- 「あいちトリエンナーレ2016 - 虹のキャラヴァンサライ」 名古屋(愛知)
「彫刻の問題」愛知県立芸術大学サテライトギャラリー(愛知) - 2015
- 「引込線 2015」旧所沢市立第 2 学校給食センター(埼玉)
「メルド彫刻の先へ[彫刻と記録]」前橋文化研究所(群馬)
- 2013
- 「カゼイロノハナ 未来への対話」アーツ前橋(群馬)
「第12回 まつしろ現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
「現代美術展 小田原ビエンナーレ」(神奈川)
「第19回日本国債パフォーマンス・アートフェスティバル」3331アーツ千代田(東京)
- 2012
- 「第11回 まつしろ現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
- 2011
- 「第10回 まつしろ現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
- 2010
- 「第9回 まつしろ現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
- 2009
- 「群馬の美術 1941-2009」群馬県立近代美術館(群馬)
「第8回 まつしろ現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
- 2008
- 「MAGMA2008」旧麻屋デパート(群馬)
「第7回 まつしろ現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
「アジアパフォーマンスアート展」マカオ芸術博物館(中国)
- 2007
- 「タウトとひかり」少林山(群馬)
「第6回 まつしろ現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
- 2006
- 「薔薇のある結婚式という展覧会」臨江閣(群馬)
「薔薇能力検定」Yoma’s(群馬)
「uroco展」にぎわいステーション(群馬)
「第5回 まつしろ現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
「記憶・美術—現代アートシーンⅡ」小海町高原美術館(長野)
- 2005
- 「ノイエス展」ノイエス朝日(群馬)
「ブルーノ・タウトを讃えて」少林山達磨寺洗心亭(群馬)
「記憶の再生」旧麻屋デパート(群馬)ギャラリー・マキ(東京)
「アルス・ノーヴァ−現代美術と工芸のはざまに展」東京都現代美術館(東京)
「第4回 まつしろ現代現代美術フェスティバル」松代藩文部学校(長野)
- 2004
- 「ノイエス展」ノイエス朝日(群馬)
- 2003
- 「ノイエス展」ノイエス朝日(群馬)
「私の記憶の片隅で」ガントナー・マルチメディア・センター(フランス)
- 2002
- 群馬・内部と周縁」前橋文化研究所(群馬)
「近代の寝床」マスダ・スタジオ(東京)
「第7回北九州ビエンナーレーART FOR SALE アートと経済の恋愛学」北九州市立美術館(福岡)
- 2001
- 「前橋芸術週間 CAMP」前橋消防署跡(群馬)
「第16回国民文化祭ぐんま2001」(群馬)
- 2000
- 「場所群馬(無人駅のプロジェクト)」煥乎堂群馬町ギャラリー(群馬)
「第一回 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)
「夢のあと」ハウス・アム・ヴァルトゼー(ドイツ)バーテンバーテン市立美術館(ドイツ)
- 1998
- 「場所・群馬(オールウェイズ・メイド・イン・ジャパン)」北関東造形美術館(群馬)
「第5回 臨江閣プロジェクト」臨江閣(群馬)
「Ensuite…」ラングドック・ルシヨン現代美術センター(フランス)
- 1997
- 「第14回沙鶏会展」煥乎堂ギャラリー(群馬)
「場所・群馬(回帰する場所)」北関東造形美術館(群馬)
「第4回 臨江閣プロジェクト」臨江閣(群馬)
「需要と拒絶」弘妙寺プロズエクト(長野)
「四季の色」モリス・ギャラリー(東京)
- 1996
- 「場所・群馬(前橋—ダブリン)」北関東造形美術館(群馬)
「第3回 臨江閣プロジェクト」臨江閣(群馬)
「現代美術と文字」北海道立函館美術館(北海道)
- 1995
- 「場所・群馬」北関東造形美術館(群馬)
「第2回 臨江閣プロジェクト デュシャンからデュシャンへ」臨江閣ギャラリー(神奈川県)
「第30回 今日の作家展」横浜市民ギャラリー(神奈川)
- 1994
- 「場所・群馬」北関東造形美術館(群馬)
「第一回 臨江閣プロジェクトー他社のまなざし展—」臨江閣(群馬)
「実験展」M画廊(栃木)
「A-Value」メトロポリタン美術館(マニラ)
- 1993
- 第2回 北九州ビエンナーレークロノスの仮面」北九州市立美術館(福岡)
- 1992
- 「冬季煥乎堂創作美術展」煥乎堂ギャラリー(群馬)
- 1991
- 「冬季煥乎堂創作美術展」煥乎堂ギャラリー(群馬)
「箱の世界展」水戸芸術館(茨城)
「A-Value展Ⅳ」静岡県美術館県民ギャラリー(静岡)
「CONTEMPORARY ART FROM JAPAN」エジンバラ美術大学(イギリス)
- 1990
- 「現代彫刻の歩みⅢ展」神奈川県立県民ホール・ギャラリー(神奈川)
「渋川現代彫刻トリエンナーレ’90」渋川総合公園(群馬)
- 1989
- 「第9回 ハラ・アニュアル」原美術館(東京)
「ケルン国際美術見本市」シマダ・ギャラリー(ドイツ)
「彫刻と景観のコミュニケーション展」ヨコハマ・アート・ギャラリー(神奈川)
- 1988
- 「New Year-New Arts ‘88展」モリスギャラリー(東京)
「OUTWARD BOUND」東京美術館(東京)
「PARTY 3」浜松町東芝ビル(東京)
- 1987
- 「ARTIST’S NETWORK ‘87」佐賀町エキジビット・スペース(東京)
「ARTIST’S NERWORK EXPANDED ‘87」福岡県立美術館(福岡)
「PARTY 2」浜松町投東芝ビル(東京)
「札幌時計台ビエンナーレ’87」札幌時計台ギャラリー(北海道)
- 1986
- 「現代作家’86」北海道立近代美術館(北海道)
「第6回 試行する美術—国際小さな美術展」山梨県立美術館(山梨)
「セッション ’86—国際小さな美術展」代々木アートギャラリー(東京)
「神奈川『芸術—平和への対話』展」大倉山記念館(神奈川)
- 1985
- 「空間の音色展」山梨県立美術館(山梨)
「筑波国際環境造形シンポジウム’85」筑波学園都市(茨城)
「渋皮野外彫刻展’85」渋皮総合公園(群馬)
- 1984
- 「四人展」ギャラリー射手座(京都)
「神奈川県展」横浜市民ギャラリー(神奈川)
- 1983
- 「彫刻四人展」ギャラリー・ルゥア(ドイツ)
「国立国際展」(ベルギー)
- 1982
- 「ユング・クンスト」ベルリン国立美術大学(ドイツ)パリ国立美術大学(ドイツ)
「コンストラクションとプロセス」ウッジ(ポーランド)
「デュッセルドルフ野外彫刻展」ゼーシュテルン野外彫刻公園(ドイツ)
- 1981
- 「デュッセルドルフ 三十一人展」デュッセルドルフ私立美術館(ドイツ)
「三人展」ヒルデブラント・スタジオ(ドイツ)
- 1977
- 現代アート 知られざるグループ展」ギャラリー・メルード(東京)
- 1974
- 「ビットリー国際絵画展」(フランス)
Publication
- 2019
「美術・神話・総合芸術」 発行:水声社
- 2017
「彫刻の問題」 発行:トポフィル
著者:白川昌生、金井直、小田原のどか
- 2014
- 2011
「西洋美術史を解体する」 発行:株式会社水声社
- 2010
「美術館・動物園・精神科施設」 発行:株式会社水声社
- 2007
「美術・記憶・生」 発行:株式会社水声社
- 2007
「フィールド・キャラバン計画へ 白川昌生2000-2007」 発行:株式会社水声社
著者:松浦寿夫、北澤憲昭、稲賀茂美、福住廉、真武真喜子、花田伸一、染谷滋、白川昌生
- 2005
「美術・マイノリティ・実践」 発行:株式会社水声社
- 2001
「美術、市場、地域通貨をめぐって」 発行:株式会社水声社