この度 rin art association は南依岐による個展「ALAB-RLTN-EN」を開催いたします。
南の掲げるテーマはただ一つ「芸術の核」。
「芸術の核」とは何か。「芸術の核」を一つの作品で表すことが出来るかを主題に作家独自のアルゴリズムを用いて絵画を制作しています。
哲学、史学、幾何学、数学、音楽に至るまで南においては全て不可分であり、あらゆる学問や文化の中から南は「芸術の核」を表す要素を抽出し、アルゴリズムの中に落とし込み、絵画として描いていきます。
今展では、南の代表作であるカラーのアルゴリズムシリーズに南が一貫して追求している「ミニマリズム」の展開を複合させた作品を発表いたします。
南の考察する「ミニマリズム」は削ぎ落とされた表現の中に、人類においての根源的な思想が内包されています。現代を生きる人間に示す有効な哲学は「無」ではなく、「無限」として表され、現代を生きる人間にさらなる可能性を示唆します。
この機会に南依岐の創造する内因的な作品世界に思いを巡らせていただけたら幸いです。