この度、rin art association は小林正人による個展「FAMILY / この星の家族」を開催いたします。
キャンバスを張りながら描いていく小林の絵画は不定形に切り取られた二次元のキャンバスと身体的に関わりあいながら指や手などの身体を用いて絵の具を直接画面に重ね合わせてゆき、同時に木枠という世界のフレームに固定されていくことで生まれていきます。
不安定な状態でこの世界のフレームに固定された絵画は一つの絵画から生まれた子であり、それはまたあらたな絵画の子の誕生に連なっていきます。
“作品は全て画の家族なんだ!” と小林は言います。
「FAMILY / この星の家族」と題された今展ではギャラリーの3フロアーを使って各階に新旧混えた床置きの画、壁掛けの画が様々な光を駆使して配置されます。
絵筆を咥えてる馬の画は「画家の肖像」、画家とモデルのモデルを描いた「この星のモデル」そして海辺のアトリエで採れたレモンを描いた「檸檬」。 まるで画の星の家族が暮らす家のように!
そしてハートの形のキャンバス「気持ちB」のペア作品「気持ちA」はフレームを飛び出して前橋の白井屋ホテルの壁に掛かっています。 “ペアは一緒に居るのが幸せかもしれないがいられないこともある…” 秋から冬のクリスマスシーズンに集まった画のファミリーの在り方…ぜひ両会場併せてご高覧いただけたら幸いです。