-
2024.06.02
exhibition
-
2024.06.02
exhibition
2024年6月7日(金)から23日(日)まで、なんばカーニバルモールにて、鬼頭健吾のインスタレーション作品「LINES」が展示されます。
会場:なんばカーニバルモール(なんばパークスとなんばCITY南館の間)
〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10−70 なんばカーニバルモール なんばパークス 1F
会期:2024年6月7日(金)~ 6月23日(日)
時間:11:00 – 21:00
【プレスリリース 】全プログラムをついに発表!過去最大級の周遊型エリアイベント「Osaka Art & Design 2024」開幕へ
-
2024.05.15
exhibition
5月18日(土)から6月16日(日)まで、アニエスベー ギャラリー ブティックで、美術家・やんツーの個展『Unknown Technics』を開催します。
やんツーはこれまで、(ポスト)資本主義、エネルギー問題、脱成長、先端技術の政治的・社会的影響などに焦点を当ててきました。その作品は、進歩主義的な視点で考えられがちな未来を、より広い視野で多様に考察する新しいアプローチを提示してきました。
本展は、渡米する前の国内での最後の展示となり、コロナ禍以降に発表された作品群をアップデートし、一つのテーマに集約して展開します。2018年に発表した作品《現代の鑑賞者》で、鑑賞者のように振る舞っていた自走型セグウェイが、今回は電動車椅子に置き換えられ、バリアフリーでない空間をツアーガイドします。また、グラフィティに傾倒していたというやんツーのバックグラウンドが色濃く反映された作品《「落書き」のための装置》は、アニエスベーが発信した「I HATE FAST FASHION」という言葉をタイトルに採用し、廃品の服を支持体に使用して描かれるなど、6つの作品群で会場が構成されます。この展示でやんツーは、テクノロジーに対する新たな理解を模索し、日常から見落とされがちなオルタナティブな価値や可能性にユーモアを交えて光を当てます。
会場:アニエスベー ギャラリー ブティック
東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F会期:2024年5月18日(土)−6月16日(日)月曜休廊
時間:12:00 – 19:00 -
2024.05.02
exhibition
2024年4月29日から6月29日まで、フランス・ペリグーのアートセンターCentre Culturel La Visitationで、盛圭太の個展 « Diagramme des nuages » が開催されています。
既存の額装・映像作品に加え、現地制作のドローイングを含むインスタレーションを発表します。会期:2024.4.29(月) 〜 6.29(土)時間:月 火 木 金 13:30〜19:00、水 10:00〜19:00、土 10:00〜17:30会場:Centre Culturel La Visitation -
2024.04.25
publishing
博多の出版社書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)より発売される
池谷和浩さんの著書『フルトラッキング・プリンセサイザ』という小説で、盛圭太の作品が装画として使用されています。
-
2024.04.24
exhibition
2024年4月17日(水) ~ 2024年4月29日(月·祝) 最終日午後5時終了
日本橋三越本店本館6階美術 コンテンポラリーギャラリーこの度三越コンテンポラリーギャラリーでは宇佐美圭司「アテネの学堂」を開催いたします。
日本の戦後美術史を代表する画家である宇佐美圭司は1940年大阪府吹田市に生まれ、和歌山県で幼少時代を過ごします。
画家になることを志し、東京都国立市にアトリエを構えた宇佐美は活動初期から美術史、音楽、詩など、あらゆる分野の芸術と密接に関わりながら独学で絵画を学んでいきます。宇佐美にとって大きな転機になったのは、1965年にアメリカで一冊のカルチャー誌「LIFE」を手にしたことでした。
その中に掲載されていたロサンゼルスのワッツ地区で起こった暴動事件における1枚の報道写真から「たじろく人」「かがみ込む人」「走りくる人」「投石する人」の四つの人型を抽出し、宇佐美はあえて暴動という政治的な文脈から切り離し、それらを記号化させて画面の中に展開していきます。そこには新たな抽象絵画の創造への強い思いと、絵画を制作するうえで空間を司る構成を拒否し、人型を重ねることで抽出された構造を主体とした絵画を展開することで、当時の世界の美術の動向に有効に接続させる試みがありました。
また、この時期から日本ではあまり見られなかった3メートルからなるラージスケールの作品を意識的に多く制作していきます。
欧米の美術の潮流であった大画面にアジアの美術特有の絵肌の「キメ」を加えた作品は国内外で高く評価され、1972年に第36回ベネチア・ビエンナーレに参加。1970年にはExpo’70の鉄鋼館にて芸術監督を務めました。
一定の評価を確立した宇佐美の作品ですが、1991年に海岸沿いの立地の良い高台に広がる海が見渡せるアトリエを新築し、福井県越前市に移り住んでから大きな変化がみられていきます。
それまで構造を主体とし、建築的であり、数学的なイメージで捉えられていた宇佐美の作品は雄大な自然から大きなインスピレーションを得ることで、神秘的な要素が加えられ、極めて有機的に昇華されることにより、人類に共通する根源的な課題への哲学的な定義を行うものへと移行していきます。
今展では宇佐美の晩年の制作において分岐点となる2004年に発表された「アテネの学堂」シリーズの作品を中心に展示を行います。
《アテナイの学堂》はルネッサンス期を代表する芸術家ラファエロ・サンティの最も有名な作品の一つで、ヴァチカン宮殿内の「署名の間」に神学、法学、哲学、詩学をあらわす壁画のうちの哲学をあらわす壁画として1509年から1510年にかけて描かれました。
盛期ルネッサンスの古典精神を見事に具現化したラファエロの代表作を題材に選び、「時間の回復」をテーマに宇佐美は制作を行いました。
それは静止した一つの時代の有効な精神性を現代において回復させる試みであり、あらわされるのは人類の知識によって培われた時間軸を備えた大きな円環であり、それらは歴史の流れでもあります。
「アテネの学堂」シリーズはルネッサンス芸術を現代の解釈でリバイス(見直す)する宇佐美の新しい試みの最初の作品であり、今シリーズから宇佐美の集大成となるレオナルド・ダ・ヴィンチの《A Deluge (大洪水)》を題材とした代表作「大洪水」シリーズへと展開していく重要な位置付けとなる作品になります。
心を寄り添わせ、耳を傾ければ、多くの言葉を語りかける宇佐美圭司の作品を、多くの方にご高覧いただく機会になりましたら幸いです。